
Netflixの話題作『Mad Unicorn』。
一見ドラマのように思えるそのサクセスストーリーは、実は「実話ベース」だとご存知でしょうか?
そのモデル企業こそ、タイ発の物流テック企業――Flash Express(フラッシュ・エクスプレス)。
たった数年で「タイ初のユニコーン企業」に成長し、今やASEAN全域に展開を進めるアジア屈指のスタートアップです。
今回は、その驚くべき成長の全貌を追っていきます。
この記事を読んだら分かること
- Netflixドラマ『Mad Unicorn』の“モデル企業の真実”が分かる
- タイ&ASEANでのビジネス成功戦略のリアルが分かる
- 主人公を演じた俳優は○○だった!!

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SNSで話題沸騰中の『Mad Unicorn』、その正体は実話だった!?

最近、SNSで「マジでヤバい」「泣けた」「これは実話!?」と話題になっているNetflixの新作タイドラマ『Mad Unicorn』。
成功を夢見る若者が、ゼロから物流王国を築く姿が描かれています。
でも、この物語――フィクションじゃありません。
実は、実在するタイのスタートアップ「Flash Express(フラッシュ・エクスプレス)」をベースにした、
“超・リアルなサクセスストーリー”なのです。
今回は、ドラマの元ネタとなったFlash Expressがなぜ「タイ初のユニコーン企業」になれたのか、その裏側を深掘りします✍️
タイドラマって正直ちょっと…と思ってたけど、
でも、『Mad Unicorn』は完全に裏切られた。いい意味で。
展開もリアルすぎて、しかも実話ベースってマジかよ…ってなって、すぐググった(笑)。
タイドラマ、なめてました。これは本当に“観て良かった”やつです。
Flash Expressとは?たった数年で“物流王者”になった異端児

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創業年:2017年
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創業者:Komsan Saelee(コムサン・サイリー)
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本社所在地:タイ・バンコク
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事業内容:Eコマース配送・物流テック・統合型エコシステムの提供
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評価額:10億ドル超(約1,500億円)で2021年にユニコーン認定
Flash Expressは、タイ国内に数千の拠点とスタッフを擁し、
LazadaやShopeeをはじめとするEコマース事業と連携したラストワンマイル配送の先駆者です。
従来の物流が見逃していた「地方〜中小都市」へのサービス網を張り巡らせ、
タイ全国どこでも、誰でも、手頃な価格で配送が可能に。
ポイント
数あるライバル(Kerry ExpressやJ&T Express)を押さえ、国内トップレベルの物流プレーヤーに急成長しました📈
サンティを演じた俳優は誰?実力派の「アイス・ナタラ」

Natara “Ice” Nopparatayapon|プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | Natara Nopparatayapon(ナタラ・ノッパラタヤポン) |
| 愛称 / 通称 | アイス(Ice) |
| 生年月日 | 1991年1月22日(現在34歳) |
| 出身地 | タイ・バンコク |
| 身長 | 約180cm(モデル経験あり) |
| キャリア | モデル → 俳優。CM・MV・ドラマ多数。『Mad Unicorn』が本格主演作 |
| 特技 | 中国語(役作りのため2か月で習得)、キックボクシング |
| SNS | @icenatara(Instagram) |
ココがポイント
劇中では、中国留学時代のサンティをリアルに演じるため、
ナタラ本人が中国語の長台詞を丸暗記&発音練習を行ったとのこと。
役に対する本気度が、そのまま演技の説得力となって表れています。
ドラマのシリアスさとのギャップにファンが急増中です。
ドラマにも描かれた「サンティ」の正体=実在するコムサン氏の人生

『Mad Unicorn』の主人公サンティは、実在の人物「コムサン・サイリー」氏をモデルにしています。
彼のバックグラウンドは、まさに“逆転人生”そのもの。
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山岳少数民族出身。経済的にも教育的にも恵まれなかった少年時代。
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奨学金で中国へ留学。中国語を武器に東アジアの物流ビジネスを学ぶ。
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タイ帰国後、ベンチャー起業を決意。最初の資金は「わずか400万円」。
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政治・経済エリートからは“無名の若者”。融資もパートナーもゼロからのスタート。
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配送失敗、資金難、スタッフ離反…幾多の試練を乗り越え、バンコクに進出。
彼が信じたのは、「物流が社会を変える」という一点。
“物流後進国”と揶揄されたタイで、デジタル+現場主義で勝負に出ました。
#MadUnicorn pic.twitter.com/4KQx6o6DlW
— thaly (@thalyonfilm) June 3, 2025
『マッド・ユニコーン』を観て、本当に怒りと感情がこみ上げました。ドラマの展開があまりにもスリリングで、途中で観るのをやめられないほど。とても驚かされました。
登場人物たちが直面するすべての争いや困難が、最終的には素晴らしいチームワークと成功につながっていくんです。
Flash Expressの勝因とは?戦略のキーワードは「3つの現場主義」

① ラストワンマイルに命をかける
大手が苦手としていた“地方のラストワンマイル配送”を、Flashは徹底強化。
最終1kmの手間やコストをあえて担い、地方ユーザーの信頼を勝ち取りました。
② 配送網を“地方発”で構築
首都バンコク一極集中の物流を嫌い、地方発でネットワークを構築。
地方の商人・若手EC起業家たちを顧客とし、草の根から市場を拡大。
③ テクノロジー×人力の融合
荷物のトラッキング、在庫管理、配送オペレーションをAIやデータで可視化。
同時に、人力での再配達や柔軟対応も維持し、“デジタルすぎないDX”を実現。
友人から勧められて見始めた
マッドユニコーン
これ一気見するくらい面白い実話❗️
梨泰院クラスとかビリーバーズ好きな人には間違いなく刺さる🎉
おすすめタイドラマ pic.twitter.com/oDU9nuXDVL— 鈴木 将大🇹🇭シラチャの魅力を伝える人 (@suggest_master) June 1, 2025
「中国資本は敵ではなく、パートナー」アリババとの連携が転機に

2020年以降、Flash Expressは中国の物流・EC企業と戦略提携を開始。
特に大きかったのが、Alibaba(アリババ)系ファンドからの出資。
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アリババのECノウハウを導入
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中国と東南アジアをつなぐ国際配送ルートを確保
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物流倉庫や配送センターの高度自動化
ポイント
これにより、Flashは単なる「タイの物流会社」ではなく、“東南アジアの国際物流プレイヤー”として位置づけられるようになります。
『Mad Unicorn』では描ききれなかった、リアルな苦悩と工夫

華やかなドラマの裏で、Flash Expressの道のりは決して平坦ではありませんでした。
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人件費の高騰 → 地方採用と研修体制で対応
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配送遅延のトラブル → AIを活用したルート最適化
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クレーム対応の負担 → 地域密着型のサポート体制を強化
さらに、SNSでは見えづらいけれど、配送スタッフの不満や管理職の離脱など、
急成長ならではの「ひずみ」も確実に存在していました。
それでも、現場に根ざした試行錯誤をやめなかったことが、
Flash Expressの「ユニコーン昇格」の真の理由なのです。
まとめ|“東南アジアの可能性”を証明した1つの企業

Flash Expressの物語は、単なるスタートアップ成功例ではありません。
それは、「新興国から世界を変える」という可能性を証明した現実です。
「地方から始めてもいい」
「資金がなくても、情熱があれば道は拓ける」
「ローカル理解と国際感覚の両立が未来を変える」
あなたが今、起業を考えているなら。
東南アジアで勝負したいなら。
ぜひ、Flash Expressの実話から何かを掴み取ってください🤝
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初めてのタイドラマ
30代女性